トコジラミの早期発見は非常に困難で、目視検査では見落とされる場合が多くあります。
例えば、スーツケースに卵が２つ産みつけられていた程度の状況では、有能な検査員でも発見は困難です。
捕獲トラップはモニタリング調査に利用され、　早期発見に非常に有効なツールであり捕獲率も悪くありませんが、トラップにトコジラミが捕獲されないからと言って、トコジラミがいないと結論づけることはできません。
トコジラミの捕獲トラップは色々な種類が開発されております。　ベッドやソファの足に履かせるトレー形状のトラップや二酸化炭素でトコジラミを誘引するトラップなどがあります。

既述の通り、　トコジラミ対策用に開発されたマットレス・エンケースメント（マットレスを包むカバー）もトコジラミの発見に役立ちます。　エンケースメントを被せていないマットレスは、　マットレス内部など隠れるところが多いので発見が非常に困難となりますが、　エンケースメント（マットレスを包むカバー）を被せることでトコジラミは隠れ場所が減ります。　そのためトコジラミの生体はもちろん、　痕跡も発見しやすくなります。