一般的なワックスの塗布は、多くの利点がある反面、床材の表面に塗膜を形成することから、特に水ぬれ時など、床材の防滑性能を低減させる場合があります。
テクニカルフィールドはすべての人が利用しやすい空間づくりの第一歩である「滑りにくい＝高い安全性」をターゲットに開発されたワックスです。

※本品は原液に粒子を混入しますので、艶は嫌みのない 　独特の光沢に仕上がります。

１．防滑性

付属の小袋の特殊粒子を混入させることにより、安全性の高い優れた「滑りにくさ」を実現します。
実際の滑るケースでは、乾燥している場所と水などによって濡れている場所の境界で起こっていることが多いため、「 テクニカルフィールド 」は特にその差（滑り抵抗値）が小さくなる様に設計されています。
その結果、急なつまづきや急スリップを防止でき、転倒事故などが起こりにくい安全性の高い床面を実現させます。

・防滑性の評価－ＪＩＳ Ａ １４５４高分子系張り床材試験方法（滑り性試験に準拠）

滑り片の底面に靴の底を取り付け、８０Ｋｇの鉛直荷重を滑り片に載荷して試験床材の上に置き、滑り片を８０Ｋｇｆ／ｓの引張荷重速度で１８°の角度で斜め上に引っ張った時の最大引張荷重を測定し、 滑り抵抗係数： Ｃ．Ｓ．Ｒ．値を算出します。 　乾燥状態、水＋ダストの状態で測定します。　値が大きいほど滑りにくいことを示します。

※測定値は抵抗値。このデータは社内データです。規格値ではありません。

・防滑性の評価－官能性試験

試験者が実際に歩行、急ターン、急停止を行ない５段階で評価します。
数字が大きいほど滑りにくいと感じたことを示します。

※測定は人による５段階評価。［良］５・４・３・２・１［悪］

２．耐水性

水ぬれによる白化が起こりにくく、水のかかるおそれのある場所でも長時間性能を維持します。
また長時間水にぬれたままでも、密着性に優れ床材を保護します。

・耐水白化試験

コンポジションビニルタイルに塗布量約１０ｇ／㎡で３回塗布する。
乾燥後、タイルの約１／２を２４時間水に浸し、白化の度合いを目視にて判定する。

３．耐磨耗性

ウレタン樹脂配合により、土砂などの持ち込みによる磨耗に強く、歩行頻度の高い場所でも床材を長時間カバーします。

・耐磨耗化試験

コンポジションタイルに塗布量約１０ｇ／㎡で１０回塗布する。
乾燥後、テーバー式磨耗試験機を用いて、磨耗減量分の測定を行う。
［テクニカルフィールドと一般ウレタン配合品との耐磨耗性比較］

※テクニカルフィールドはベース部分のデータです。このデータは社内のデータです。規格値ではありません。

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• 塗布する床面のゴミや埃を取り除き、汚れや古い樹脂被膜を剥離剤や洗浄剤を用いて、剥離洗浄する。
• 汚水を除去し、洗剤が残らないように水拭きしてから、床面を充分に乾燥させる。
• 特殊粒子が底部に沈殿しているので充分に攪拌する。
• テクニカルフィールドを床面にモップなどでムラなく塗布する。
  （ムラができにくい、拭き面がフラットタイプのモップをお勧めします）
• 重ね塗りは充分乾いてから行う。
  （標準重ね塗り回数：表面洗浄時－１～２回／剥離洗浄または初回－３～４回）
• モップは常にきれいなものを使用する。
• 使用したモップやバケツなどの用具は作業終了後、速やかに洗浄する。
• 日常はダスタークロスなどを使用し、埃やゴミ、砂などを取り除く。
• 原液１２ｍｌ／㎡＋特殊粒子０．１２ｇ／㎡

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［用途］

• ビニル床シート、コンポジションタイル、ホモジニアスタイルなどの化学系床材。
• 石質床及び、シールされた木材（シールの種類によっては不向きな場合もあります）の防滑保護。

［用途］

• 安全性を求められる公共性の高い場所。（学校、老人ホームなど）
• 雨水などの水ぬれが予想される場所。（トイレ、洗面所、マンションの外廊下など）
• 歩行頻度の高い場所。（鉄道車両、商業店舗など）
• 土砂の持ち込みが多い場所。（駅舎、空港のロビーなど）

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• 対象物：床面
• 対象場所：工場、倉庫、事務所、飲食店、公共施設などの床面

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